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彩りの楽園 〜ハワイ〜 Photo by MOTOMU TAKAYAMA vol.1

 「こんなに美しいハワイは見たことがない」……写真家・高山求さんの作品を見たローカルたちが、こう話していたという。駆け足ではなかなかお目にかかれない、ハワイの真の美しさ。奇跡の一枚を通して、我々も彩りの楽園を体感したい。

ハワイにも季節があることを、知っているだろうか? 日本と同様に、雨の多い時期があり、植物が色づく瞬間があり、海の表情が変わる“季節”が存在するのである。 上の写真は、オアフ島の北側・ノースショアに位置するビーチ、ワイメア・ベイでの一枚。ワイキキから車を走らせること1時間強程度。撮影は冬が近づいた11月末で、この時期になると、ノースショアでは「ビッグウェイブ」と呼ばれる大波が、各ビーチに押し寄せる。一年中、大きな波が立っていると思われがちだが、この現象が起きるのは冬のあいだのほんの数ヵ月。それ以外の時期にはベタ凪で、違うビーチなのでは?と思わせるほど、表情が違うのである。運良く時期が合っていたとしても、波すべてがビックウェイブになるはずもなく、高山さんはこの一瞬を切り取るために、何時間も海を見つめながら待ち続けたという。

「大切なのは波の“色と形”。大きい波だと、トップで跳ね上がっているスプレー(しぶき)が大きくなりすぎて美しくない。しかもこれだけ綺麗に、スプレーが並んで立っているのは珍しい」

このとき撮影した数枚からこの写真を選んだのは、奥様でマネージャーでもある裕子さん。
「波の向こう側から光が透けて、明るいブルーから暗いブルーへのグラデーションが見事でしょう。砂がキラキラ光っているところも、本当に美しい。とても好きな写真です」

輝くほどの陽射しを受けながら、いまにも崩れそうな迫力ある波の姿を、映像ではなく瞬間として捉えることができる高山さん。だからこそ、海の神様もこの波を与えてくださったのかもしれない。

「ハワイに感謝しながら撮るからこそ、ハワイからの愛を強く感じることがあります」と裕子さん。ハワイから護られていると感じることもあるそうだ。

右上の写真は、レイを作ったり、料理に用いたりする、ハワイにはなくてはならないが、どこにでもあるティーリーフ。しかしほとんどは葉全体がグリーンで、いつのまにか全体が赤く変化しているのだという。こんなふうに際から色づく瞬間を目にすることは、住んでいる人でもほとんどないそうだ。

――あくせくとではなく、心にゆとりを持ってハワイを訪れ、さまざまな美しさを写し、人々に伝えたい……心からそう願い、シャッターを切り続ける高山さん。そんな思いがあるからこそ、奇跡の瞬間を切り取れるのではないのだろうか。
今度ハワイへ足を運んだときには、ゆとりある時間を持ち、辺りを見つめてみようと思う。彩りの楽園は、そんな私たちにもきっと素敵なときを与えてくれるはずだから……。

写真家・高山求(たかやまもとむ

スピリチュアルなハワイを撮影することで、現地でも評価が高い。「ハワイを撮影していると、信じられないほどの奥深い美しさや、目頭が熱くなるほどに崇高な景色に出逢うことがある。どんなときにもストロボなど使わずに、自然光の下のあるがままの姿を、ピュアな心でシャッターを切る。何故なら、それを目にしたときの感動や喜びを、できるだけ“そのまま”伝えたいと望んでいるから」

⇒高山氏HP「LINO MAKANI〜輝く風〜」はこちら

⇒タイムシェア─楽園(ハワイ)に通うという選択

取材協力・写真提供/高山求氏JALUX 構成・文/jらいふでざいん編集部

※このページに掲載している情報は、2007年11月30日現在のものです。

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